

クロスプラスのデザイナーとは?つねに新しいモノを追求し実際のデザイン表現では時代性や市場性を加味しながら、商品づくりをすることを行います。

まず、MDがおおまかな方針と販売目標、目標原価などをデザイナーに提示し、デザイナーはそれをもとに、より具体的な提案ができるよう「パリコレなどのコレクションの状況を確認し、ファッションの専門誌や雑誌などに目を通し、街を歩いて」情報を集め、それらを常時MDにフィードバックしなが、デザインイメージを固めていく。
そして、MDとの意見が一致したところで、いよいよ本番のデザインに取りかかる。内藤にとっての、「いちばん楽しい時間」がはじまるのだ。とはいえ、決められたブランドテイストを守りながら、トレンドを取り入れ、顧客ニーズに応えられるデザインを提案し続けることは、たやすいことではない。
ピーク時には「2ヶ月で50から60」ものデザインが要求され、「アイデアが出尽くしてしまうこともある」。そのときの苛立ちと苦しみは、クリエーターならではの孤独で深刻なものに違いない。「だけど」と内藤はいう。「きっと、その苦しみも喜びのうちなんですよ。もしかしたら、そういう苦しさと戦うことも、この仕事の醍醐味のひとつかもしれません」。

そんなとき内藤は、まずMDの判断理由を尋ねる。そして、その判断理由が納得できなかったら「少なくとも妥協はしない」。ものづくりのパートナーであるMDと衝突することを回避していては「良いものは作れない」から。そうした経緯を経てデザインが決定すると、内藤はすぐにサンプル製作を依頼する。そして、10日ほどで出来上がってきたサンプルをMDとともにチェックし、必要に応じて手直しし、展示会で披露する。
展示会では、販売先のバイヤーたちが、そこに並べられた多くのサンプルをチェックし、見定め、仮注文の数を決定していく。内藤にとっては第二の、そして最大の関門である。「仮注文が少なければ、そのアイテム(サンプル)が製品化されることはない」のだ。
連日の苦しみの末、生み出したデザインが製品化されなかったり、MDとのやりとりが結局はムダに終わったりすれば、「正直、へこむ」。
でも、「落ち込むのはほんの一瞬」。「私が手がけるブランドは、誰のものでもない“私のブランド”ですから。これから、さらに大きくなるよう、私が育てていきます」。“私のブランド”への深い愛着と、デザイナーとしてのプライドが、内藤の仕事に対する原動力となっている。


MDと売れる服を作るためベストを尽くします。

















